BAJA

ホムセン箱台座をDIY|XLR250BAJAに載せてみたら最強だった件

2015年、まだガレージハウスが「ただのバイク置き場」だったころ。XLR250BAJAを見つめながら、ふと思った。「ホムセン箱、かっこよく乗せれんかな」。今回はそのとき作った、激安&超実用のDIY台座をご紹介。合板を使って、ボルトの飛び出し問題を解決するアイデアから、仕上げのちょっとしたコツまで。
BAJA

「単気筒の衝動|XLR250BAJAと私の物語」第四話:”かっぱえびせん”飛び立つフェリーの朝

野営の朝は早い。というより、バイク乗りの朝はなぜか早い。せっかちだからかもしれないし、日の出とともに動き出す旅の本能かもしれない。それでも私は、出発前にカメラを手にする時間だけは欠かさない。いつだって「何かを残しておきたい」と思っていた。この日もまた、カメラ片手にBAJACOに「おはよう」と声をかけ、旅が再び動き出す。
BAJA

XLR250BAJA(MD22)ニコイチエンジン計画|シリンダーヘッドのボルト折れで失敗!

XLR250BAJA(MD22)は最高に楽しいバイクだけど、オフロードでの転倒後や、うっかり立ちごけし後って、どれだけキックしてもしばらく放置しないと始動しませんよね。そこで私は考えました。「FTR250のセル付きエンジンのセルがBAJAにつかんか?」といった疑問です。今回は、FTR250のセル付きエンジンとニコイチにして、XLR250BAJA(MD22)をセルキック併用エンジンに改造した記録を紹介します。
「ラビットと私のクラシックライフ」

「ラビットと私のクラシックライフ」第一話:MINIの横に並べるべき一台

MINIの横に並べるバイクを探していた。小さくて、歴史があって、何より「かわいい」と感じるスクーターそう考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが、富士重工のラビットだった。ラビットは、戦後の日本を支えたスクーターだ。飛行機を作っていた富士重工が、新しい時代の乗り物として開発したのがラビットシリーズ。その歴史の深さに、イギリス生まれのクラシックMINIと通じるものを感じた。「これはもう、並べるしかない!」と直感が告げる。
ITALJET

「イタリア野郎の再生|イタルジェット・クラスと私の挑戦」第一話:”なんじゃこりゃ”との出会いと新たな挑戦

妻がインスタグラムのダイレクトメールで一枚の画像を送ってきた。「バイクの話題?」と思いながら開くと、そこに写っていたのは緑色の自転車。いや、よく見るとエンジンがついている。ヘッドライトもウインカーも装備され、自転車ともバイクとも言えない謎の乗り物。思わずつぶやいた。「なんじゃこりゃ」
C70

「同い年のカブ|C70と私の再生記録」第一話:朽ち果てた”同い年”をガレージに迎えて

長年勤めた運送業界を離れ、個人事業主と主夫をスタートさせた冬の終わり。ガレージに並ぶ古いバイクたちを眺めながら、ふと気づいた。「同い年のバイク、うちにはないよな?」バイクの誕生年を改めて調べる。最古は1965年生まれのラビットS310、次に1972年のミニトレ。しかし、1969年のバイクはなかった。自分と同じ1969年に生まれたバイクと今を共に生きる…そんな考えが浮かぶと、もうどうにも止まらない。
GT50

「蘇るミニトレ|GT50と私のレストア物語」第二話:エンジンを開けたら、40年前の記憶が蘇った

ミニトレさんの心臓部に手を入れる時がきた。工具を片手に作業するたび、40年前の記憶がフラッシュバックする。ミニバイクレースに夢中だったあの頃、ガラス面に耐水ペーパーを敷いてシリンダーヘッドを削り、ポート研磨で手を血まみれにしながらも磨き続けた日々。あの時の自分と、今の自分が交差する。13歳の自分に「楽しみだろ?」と問いかけると、返ってきたのは「心配です」「自信がないです」「壊しちゃいそうです」だった。
GT50

「蘇るミニトレ|GT50と私のレストア物語」第一話:記憶タンスの奥に眠っていたバイク

ガレージでバイアルスを眺めていた時、ふと「一番最初に乗ったバイクって何だったろう?」と考えた。頭に浮かんだのはヤマハのパッソル。だが、違和感があった。記憶を掘り返すうちに、解体屋で見つけたスクラップ寸前のミニトレが蘇る。「ああ、あれが最初だった!」記憶のタンスの裏で長年眠っていたミニトレが、亀のミイラとともに目を覚ましたのだ。
GYRO

「三輪の誘惑|ジャイロXと私の物語」第一話:出会いは“きったない子”だった

2ストロークエンジン、オイルポンプなし、混合燃料仕様。出かける前に燃料を作る儀式が必要で、長距離を走るならオイルまで携帯しなければならない。楽しいが、時には億劫になることもある。そんな理由で、新たな相棒を探し始めた。「セル付き」「4スト」「荷物が積める」「冬の雪道も走れる」。カブやビジネスバイクが候補に上がるが、どうもしっくりこない。そんな時、ふと浮かんだのが“ピザ屋のバイク”だった。
TL125 K2

「再会のバイアルス|TL125と私の物語」第一話:ヤフオクの向こうにいた『あの時のお前』

ヤフオクを開き、検索欄に「TL125 バイアルス」と打ち込む。そこに現れたのは、数台のバイアルス。しかし、どれも「あの時のお前」ではなかった。あの細身のフレーム、緑色のタンク、16歳の俺が跨っていたバイクと同じものは見つからない。それでも毎日ヤフオクをチェックし続けた。中古バイクの検索サイトも片っ端から漁った。それから数ヶ月、ついに「あの時のお前に似た奴」が現れた。