古いバイクを全塗装する失敗しない10の心得【ジャイロX】

古いバイクを全塗装する10の心得 GYRO
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo6_com)です。

このブログは、古いバイクを全塗装するとき失敗しないための心得を紹介しています。

ジャイロXに乗っているのですが、プラスチック部分の劣化が見苦しくなってきました。そこでバイクの全塗装を考えています。しかしどのように塗ったら良いのかわかりません、どなたか教えてくださりませんか?

以上のような、ジャイロXの全塗装にチャレンジしてみたいが塗り方がわからないといった方に、バイク二台と車二台を全塗装して、タカラ塗料の【第6回】刷毛塗り全塗装 カーメイクアップコンテスト2022 でバイク賞をもらった私がお答えしていきます。

古いバイクの全塗装は難しいのか?

 先に結論を書かせていただくと古いバイクの全塗装は簡単です。

理由は、塗装面の光の反射が拡散されムラが目立たなくなるタカラ塗料のつや消し塗料を使うからです。

しかし初めて古いバイクの全塗装をするには、ちょっとした心得が必要になります。そこで、初めて古いバイクの全塗装をする方のため、古い車二台と古いバイク二台を全塗装した時に感じた、10の心得をスマホで紹介させていただきます。

スマホで見る:古いバイクを全塗装する失敗しない10の心得

バイクの全塗装は楽しいよ〜!

【古いバイクを全塗装する失敗しない10の心得】の補足説明

お忙しい方のためにスマホで簡単に説明させていただきましたが、ここからは、スマホの中で詳しく書けなかったことを説明していきます。

全塗装する前日に読むと失敗しないよ!

1.似合う色をイメージしましょう

バイクに似合う色をイメージしましょう。参考にしたいのが、タカラ塗料の”塗装実例から探す〜バイク”です。これを見れば、あなたが乗っているバイクのイメージにあった車種の実例が紹介されていますので、似合う色をイメージしやすいです。さらには、”塗装実例から探す”に車メーカーの実例が紹介されています。ちなみに、私が色をイメージする方法は、「かっこいい・かわいい」と感じた車やバイクの横に並べたことを想像してから妄想します。すると頭の中に「かっこよくて、かわいい」バイクがイメージできます。ぜひ試してみてください。

2.分解しましょう

バイクのカウルなど塗装する部分を全て分解しましょう。理由は、分解して塗ると組み直した時の見栄えが良いからです。例えば、あなたが分解しないでバイクの全塗装をしたとします。メーター周りの隙間を丁寧に塗りました。しかし塗料が隙間から垂れてしまいフレームに塗料がついてしまいました。さらには、リアフェンダーの裏面を塗る時にうっかりタイヤに塗料が垂れてしまい、あわてて拭き取りましたが跡が残ってしまいました。悲しいですよね?このことから、バイクを分解してから塗装するのです。

3.きれいに洗いましょう

バイクのパーツをきれいに洗いましょう。理由は、バイクのパーツには油分や泥などの固着した汚れがたくさん蓄積されているからです。当然固着した油分の上から塗れば塗料は弾かれますし、固着した泥の上から塗れば固着が取れ泥と一緒に塗料が剥がれます。このことにより、分解したパーツをきれいに洗うのです。

この時使用するスポンジは#400前後の不織布研磨材です。使い方はキッチン用の洗剤を不織布研磨材につけ少し茶渋のついた湯飲みを洗う時ぐらいの力加減で洗うのが良いでしょう。不織布研磨材を使う理由は、プラスチック部品は塗装が剥がれやすく弾きやすいからです。このことにより、プラスチックの表面に小さな凸凹を作ってその中に塗料を浸透させ密着させるため#400前後の不織布研磨材で洗うのです。

スリーエム(3M) 3M スコッチ・ブライト 不織布研磨材 #400相当 細目 下地処理用 8448 DIY

●ナイロン不織布に研磨砥粒を接着した不織布研磨剤です。
●金属・木工等幅広くご利用いただけます。
●クッション性があるので、凹凸面や狭所にもよくなじみます。
●不織布構造で破れにくく、耐久性に優れます。
●目詰まりしにくいオープン構造です。
●水、切削油や洗剤が併用できます。
●使いやすいサイズにカットして使えます。
●塗装前の下地処理(足付け)や表面の汚れ取りに。

5.マスキングテープを貼りましょう

塗らない場所にマスキングテープを貼りましょう。気をつける点は、しっかりと隙間なく貼ることです。理由は、少しでも隙間などがあると毛細管現象で塗料が入り込んでしまうからです。例えばあなたが、マスキングテープを貼ってから隙間を確認しないで塗装をしたとします。マスキングテープの上から何度も重ね塗りしました。塗装がある程度乾いたのでマスキングテープを剥がすとマスキングテープの裏に塗料が入り込んでいます。さらに、まだ乾いておらずベチャベチャになっていました。かなしいですよね?このようなことを防ぐためマスキングテープを貼ったあとシワや貼り忘れが無いかなどの確認作業が必要となるのです。

4.非鉄バインダーαを塗りましょう

「3.きれいに洗いましょう」で#400前後の不織布研磨材を使いプラスチックパーツを洗いました。それでもプラスチック部品の塗装は剥がれます。そこで非鉄バインダーαに手伝ってもらいましょう。理由は、この非鉄バインダーαが#400の不織布研磨材で荒らしたプラスチックの表面に密着するからです。例えばあなたが、バイクのプラスチックのフェンダーを塗装しようと#400前後の不織布研磨材で荒らしてから塗装をしたとします。バイクはオフロードバイクなので激しく林道を駆け抜け楽しみました。ガレージに戻りバイクの洗車をします。するとプラスチックのフェンダーの先端部分から塗装が剥がれてきていました。ショックですよね?このようなショッキングなことを防ぐため非鉄バインダーαを塗るのです。

非鉄バインダーαは、近年ますます多様化する非鉄金属材やプラスチック系素材への、塗料付着性の改善剤として、大きな効果を発揮します。
非鉄バインダーαは、特殊エポキシ樹脂とアクリル樹脂とから構成され、次のような特長を持っています。

【特長】
1.無希釈一液性なので、塗り易く作業性がよい。
2.超速乾性である。
3.幅広い素材によく付着する。
4.広範囲の上塗り塗料に対応できる。
5.同種の従来のものと異なり、毒性や公害性が少ない。

6.つや消し塗料を選択しましょう

バイクを全塗装することに失敗したくなければ、つや消し塗料を選択しましょう。理由は、塗装面の光の反射が拡散されムラが目立たなくなるからです。たとえばあなたが、つや有りの塗料を使いバイクの全塗装をしたとします。ホームセンターなどでバイクのイメージにあった塗料を探します。しかし困ったことにイメージした色が見つかりません。仕方がないのでイメージに似た色を購入しました。早速ハケを使い塗装を開始します。順調に作業は進み、とてもきれいに塗れて満足しています。ところが乾燥が進むにつれ、塗料のムラが目立つようになりました。途中で止めることもできず全ての部品を塗り終わり遠くから見るとムラムラでまるで迷彩色のようになってしまいました。冒頭にあなたと書きましたがこれは私の失敗談です。

したがって、このような失敗を回避するため、塗装面の光の反射が拡散されムラになったとしても目立たなくなるタカラ塗料のつや消し塗料を使うのです。さらには気に入った色がなく仕方なくイメージと違う色を塗るなどといった我慢をする必要はありません、タカラ塗料には他にない「かっこよくて、かわいい」カラーがそろっているからです。

7.混ぜながら塗りましょう

塗料を混ぜながら塗りましょう。理由は、塗料の中に入っているつや消し剤が沈殿するからです。例えばあなたが麻婆豆腐を作るとします。とろみをつけるため水溶き片栗粉を用意しました。しかし水の中で片栗粉が沈殿しています。面倒だったのでそのまま投入しました。片栗粉の団子入りの麻婆豆腐の完成です。ちょっと嫌ですよね?このことにより、つや消し塗料は沈殿しやすいので頻繁に混ぜながら塗装するのです。

8.日陰で塗りましょう

できるかぎり日陰で塗りましょう。日陰がないのであれば曇りの日を選択するなどの作戦もありです。理由は、日向は乾燥するスピードが想像より速いからです。さらには、塗りながらバケツの中の塗料の粘度が濃くなるスピードも早まります。例えばあなたが、子供の夏休みに家族で車の全塗装を楽しむとします。すべて用意して準備万端です。天気は最高で暑くなりそうですが、皆ニコニコで作業開始しました。しかしローラーをボンネットの表面に乗せた瞬間から乾燥が始まりローラーがうまく回転しません。さらには作っておいた塗料の表面に膜が張ってきています。それでもなんとか塗り終え遠くから車を眺めました。あららの大失敗です。冒頭にあなたと書きましたが、これも私の失敗談です。したがって、このような失敗を回避するために日陰で塗るのです。

9.薄く何度も塗りましょう

塗料は薄く何度も塗りましょう。理由は、薄く塗るを繰り返すとムラなく塗れるからです。例えばあなたが、全塗装をするための時間を半日作り作業開始したとします。時間は半日しかないので塗料を多めにつけて一気に塗ろうと試みました。多めにつけた塗料が垂れてきます。それをすかさず上からローラーでなぞりました。しかし垂れたしずくのような跡が消えません。なんどもなんどもローラーでなぞるのですが、しずくの後が最後までのこってしまいました。とても悔しいですよね?冒頭にあなたと書きましたが、またこれも私の失敗談です。したがって、このような失敗をしないためにも塗料が垂れないように薄くなんども重ね塗りをするのです。

10.半乾きで剥がしましょう

マスキングテープは半乾きで剥がしましょう。理由は、完全に乾いてから剥がすと塗装面まで剥がれるからです。これもまた私の失敗談なのですが、塗装面を下処理もせず洗いもせず、さらには非鉄バインダーαなどがあることすら知らず、プラスチック部品をホームセンターの缶スプレーで塗りテキトーに貼ったマスキングテープを翌日剥がしたことがありました。どうなったと思いますか?ご想像通りです。マスキングテープを剥がすたびにパリパリと音を立てて塗装が全て剥がれてしまいました。ショックを通り越して大爆笑です。これは極端な例ですが、このことによりマスキングテープは半乾きで剥がすのです。

まとめ

【古いバイクを全塗装する失敗しない10の心得】
  1. 似合う色をイメージしましょう
  2. 分解しましょう
  3. きれいに洗いましょう
  4. マスキングテープを貼りましょう
  5. 非鉄バインダーαを塗りましょう
  6. つや消し塗料を選択しましょう
  7. 混ぜながら塗りましょう
  8. 日陰で塗りましょう
  9. 薄く何度も塗りましょう
  10. 半乾きで剥がしましょう

 古いバイクの全塗装は楽しみましょう。理由は、上手に塗れなくて当たり前だからです。例えば、お父さんが子供とバイクを塗るとき子供がシートを塗ってしまったり、おじいさんが孫と軽トラを塗っていたら間違って孫が窓ガラスを塗って大慌てしたり、カップルがラブラブしながら部屋の壁を塗り床まで塗料が垂れたので、床まで同じ色にして真ん中に取り残されたり、友達同士でキャッキャいいながらワゴン車を塗って乾かすために走り塗装面が虫だらけなど、古いバイクの全塗装は失敗するのが当たり前なのです。したがって、古いバイクの全塗装は「楽しめばいい」のです。失敗して剥がれたってまた塗ればいいじゃないですか、シートに塗料がついたって窓ガラスに塗料がついたって剥がせます。しかし、本気できれいに塗りたいのであればプロにお願いしましょう。でないのであれば皆で一緒に全塗装を楽しみましょうよ!

この「楽しめばいい」を11つ目の心得として最後にお伝えして終わりにします。長々とお付き合いありがとうございました。最後まで読んでいただいたことを心より感謝いたします。

皆で一緒に全塗装を楽しも〜!

ありがとうございました。。◯

このブログが、あなたのガレージライフのお役に立てると幸いです。

最後まで読んで下さり心より感謝します。ありがとうございました。

fukumomo3_Photoより

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