18年落ち目前の軽トラ【フレームの錆穴修理】

フレームの錆び穴修理 K-truck
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo3_HP)です。

このブログでは、18年落ち目前の軽トラのフレームの錆穴修理を紹介しています。

18年落ち軽トラのフレームを見たら錆びて穴が開いているようなのですが

修理する方法はありますか?

以上のような、古い軽トラのフレームの錆穴修理ついての要望に実際に修理しユーザー車検を通した、私がお答えします。

錆穴修理

荷台の錆穴などなら走行に支障はないのですが、フレームの錆となると危険ですし、車検の問題もあるのでとりあえず、下に潜って下回りを見てみます。

ウマをかけて安全に作業する

ジャッキアップの危険性の画像

軽い軽トラでも落ちてくると危険ですので、下に入る時は必ずウマをかけて、ない場合は、外したタイヤとか入れて作業すると安全です。

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最近、地震も多いですから気をつけます!

下回りの点検をする

18年落ち軽トラの錆穴

この軽トラは、雪国で18年仕事してきた車ですので特殊な例かもしれませんが、点検ハンマーで叩いたら「ぼこっ!」っと簡単に穴が空きました。

これを直すのは、至難の技かもしれませんが、直してみます。

これは!ひどいですね!ポッカリ穴が開いちゃってる

は、叩くと「ぼこっ!」っと穴が気持ちよく空きます。

②③は表面の錆で、叩いていてわかったことは、ぱっと見ちょっと膨らんでいるように見える箇所が一番危険でした。

きっと中に入った水分が抜ける場所がなく錆が進行したのだと思われますが、今できることは、錆穴を塞ぐことしかできないので、塞がせてもらいます。

18年落ち軽トラの錆穴

これ!ほっとくとフレーム折れちゃいそうですね!

写真では紹介し切れないほどの穴がありましたが、次は、塞ぐ鉄板を加工していきます。

鉄板の加工をする

いきなり鉄板からだと大変なので、段ボールを使って型紙を作り型紙を鉄板に写します。

プラズマカッターなどでカットしていきます。

カットした鉄板をフレームの形に合わせて曲げていきます。

の穴は、本来水抜きの穴があった場所が、広がりすぎて穴ではなく空間になっていたので、水抜きの穴を作りました。

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フレームの下半分ぐらい補強する感じですね!

あ!プラズマカッター買ったーの?

錆穴の切り取りをする

錆びた部分を切り取っていきましたが、中は、想像以上に錆が進行していたので、大きめに、思い切って切り取ります。

これ以上カットするとフレームが折れると怖かったので、若干残しましたが、かなりカットしました。

この後溶接するので下地を出してから切り取った穴から赤錆から黒錆に変えることのできる塗料を届く範囲で錆転換剤を塗りましたが、根本的な解決にはなっていない感じですので、今後の対策が課題です。

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知ってます!錆転換剤ですね!

赤錆は進行するけど黒錆は進行しないんですよね!

溶接作業をする

フレームに合わせた鉄板を単相200Vの溶接機で溶接していきます。

下から上の溶接は、火花が落ちてくるので気をつけないと危ないです。

今回使った接合鉄板は、母材に比べ3mmなのでちょっと厚かったかもしれませんが、補強も兼ねたと思っています。

一番酷かった場所ですが、見た目だけはよくなりました。

きっと車検は通るかもしれませんが、中身はまだ錆びてますので、対策が今後の課題です。

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見た目は良くなっても中身は錆なんですね・・・

つか、溶接へったくそですね!

シャーシブラックを塗る

本来ならば、フレームと同じ厚みの素材を使い穴を埋め凸凹の無いように溶接するのでしょうが、そのようなテクニックを持ち合わせていないので、U字型に加工した鉄板を叩き込み母材とできる限り密着せせてから溶接しました。

下の画像は、一番酷かった場所ですが、ここもU字型の鉄板を下から打ち込んで溶接してあります。

フレーム修理

ここは、下からU字型では打ち込めなかったので、L型を前後から入れて溶接しました。

フレーム修理

溶接してからシャーシブラックを吹いて完成

フレーム修理

見た目は、よくなったので車検も大丈夫だと思いますが、中から赤錆は、進行していることを、お忘れなく

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つい最近溶接機を買ったので!チャレンジしてみます!

まとめ

フレームの錆穴修理
  1. ウマをかけて安全に作業する
  2. 下回りの点検をする
  3. 鉄板の加工をする
  4. 錆穴の切り取りをする
  5. 溶接作業をする
  6. シャーシブラックを塗る

フレームの錆穴の修理は難しいです。理由は、数々の特殊な道具が必要となるからです。例えばあなたが、うまをかけて軽トラを上げ下回りを確認したとします。点検ハンマーで赤く錆びている箇所を叩きました。叩くたびに穴が開きます。肝心なエンジンのマウント部分も赤くなっていました。叩くと、案の定錆びてあと少しでマウントが落ちそうです。ちょっと手に負えませんよね?このことにより、表面だけの穴なら直せますが、エンジンや足回りの付け根などが錆落ちそうな場合は困難を極めます。

今回の軽トラは、フレーム横部分と足回りの溶接できる部分の溶接加工で車検は合格しました。しかし、マウント付近の錆穴となるとエンジンをフレームから下ろしての作業になり、時間も場所もかかります。そのような時は、安全のため廃車買取査定などを検討することも大切です。

ありがとうございました。。○

このブログが、あなたのガレージライフのお役に立てると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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