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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo6_com)です。
ヤフオクで見つけたクラシックミニに、一瞬で心を奪われた。
試乗OKとのことで、山梨までひとっ走り。
待ち合わせのコンビニに着くと、遠くからSUツインキャブの澄んだ吸気音が聞こえてきた。
その瞬間、すでに私はこのミニの虜だった。
ミニが近づく。
エンジン音、車体の佇まい、すべてが私に「この子は君の元に来る運命だ」と囁いているようだった。
出品者と挨拶を交わす間も惜しみ、すぐにシートへ滑り込む。
鍵をひねり、エンジンが目覚める。
その鼓動を感じた瞬間、私は確信した——このミニと生きていく、と。
ミニと私のガレージライフ

第一話:運命の出会いと峠越え
ヤフオクで発見したクラシックミニの出品者に連絡したところ試乗OKということなので早速山梨まで走る。インターを降りたすぐのコンビニが待ち合わせ場所だ。私のほうが早く到着したのでしくしばらく待つこと数分。SUツインキャブの心地よい音でミニの存在を感じた。大きく手を振り私の存在をしらせるとすぐに気がつきミニが近くに来た。人も車も第一印象が大切だ。残念ながら私は一目惚してしまった。出品者との挨拶も早々に即ミニに乗り込んだ。不思議なのだが乗り込んだ瞬間このミニは私の元で暮らすのが当然と感じたのだ。そのことにより出品者の「どうでした?」の言葉を最後まで聞かずその場で落札ボタンをタップする。出品者も気を良くしてくれたのかメーターやらシートやら付属品までいただいきさらには高級なブドウのお土産付きだった。
近くのスタンドでハイオクを満タンにいれ高速にのりミニを感じる。出品者からの「ミニの取り扱い」をまもり優しくギアを上げていく。SUツインの大気を吸い込む音、少しだけ太いマフラーからの排気音、窓から入る風の音、全てが私を感動させた。温度計と油圧をみながら徐々に加速する。周りの景色が変わる。後ろからついてくる大きなミニが小さく見えた。体感速度はF1かそれ以上だ。山梨から新潟は前線高速で帰ることができる。しかし長野の峠を走りたくなり左ウインカーをだす。峠の乾いた空気を吸い込みながら二速三速四速とギアを上げる。コーナー手前でブレーキを踏む。しかしドラムブレーキなのでシートに背中を押しつけるぐらい強く踏まないと減速しない。ドラムブレーキの特性を思い出しながら四速三速を楽しむ。自然とペースもあがりタイヤが悲鳴の声をあげる。うしろをみると大きなミニも楽しそうだ。小さなミニと大きなミニを並べるためランチをとる。妻と窓越しに見える二台の話題で盛り上がる。
この二台を並べると話題に尽きない。そしてミニの歴史の深さを感じることができた。先は長いので尽きないミニの話題に終わりを告げ、再び大きなミニと小さなミニのランデブーだ。峠を下り市街地に入り近道をするため農道に入った瞬間、前を走っていた大きなミニのハザードランプが点滅する。後ろに小さなミニを止めて妻の元へ、話を聞くと大きなミニのエンジンが突然止まったということだった。ボンネットを開けて確認するとベルトが切れていた。妻は冷静に保険会社に電話して対応をする。頼もしいなと感心しながら農道の景色を楽しむ。しばらくすると保険会社が手配してくれたレッカーがきて大きなミニを主治医のガレージまで運んだ。帰り道は必然的に妻が横に乗り小さなミニ一台で帰ることとなる。話題は大きなミニと小さなミニの違いやら歴史の話だ。ベルトが切れた理由や原因などどうでもいいこと。おかげで楽しく帰ることができたからだ。
大きなミニお疲れさま
小さなミニありがとう
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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