BAJA

「単気筒の衝動|XLR250BAJAと私の物語」第三話:佐渡行き、強風待機の野営場

朝一番で佐渡汽船に電話するも、返ってきたのは「午前は無理、午後も難しいと思われます」という返答。窓の外は気持ちの良い青空なのに、港へ向かうと目の前には大荒れの日本海が広がっていた。BAJACOのサイドスタンドを風下にしておかないと倒れるほどの強風。このまま宿に籠るのは性に合わない。そこで、昨夜のうちに調べておいた無料の野営場へ向かうことにした。
BAJA

「単気筒の衝動|XLR250BAJAと私の物語」第二話:BAJACOと迎えた試練の嵐

名古屋の朝、BAJACOに荷物を積み込みながら、私はこれから始まる長距離ツーリングに心を踊らせていた。しかし、ツーリングの道は決して穏やかではなかった。走り始めてすぐ、天候は急変し、雨と風が容赦なくBAJACOと私を叩きつける。豊田飯山の登り坂では、強風と荷物の重さでスピードが落ち、ギアを蹴り落とすたびにエンジンの鼓動が心を奮い立たせる。それでも旅は続く。BAJACOとの時間は、どんな天候でも、どんな道でも、私にとってかけがえのないものだった。
BAJA

「単気筒の衝動|XLR250BAJAと私の物語」第一話:待たせたね、BAJACO

2013年3月、名古屋の港。長距離の仕事から帰ると、駐車場で彼女が待っていた。XLR250BAJA、名をBAJACO。鹿児島から陸送され、ようやく私の元へやってきた。ネットで見たときから、この名前で呼ぶと決めていた。封筒には、オリジナルのキーが2本。前のオーナーの愛情が伝わる。「待たせたね、BAJACO」そうつぶやき、キックペダルを踏み下ろす。「ドドドド」一発始動。エンジンの鼓動が、期待と興奮を掻き立てる。こうして、新しい相棒との物語が始まった。
BMW

「ボクサーツインの誘惑|R100RSと私の物語」第二話:またがると凄い彼女、衝撃の出会い

メールのやりとりが妙にスムーズだった。まるで付き合い始めたカップルのように、出品者と私の間で交わされるメッセージは無駄がなく、返信も早い。「予備車検完了」の報告が届いた瞬間、私は次のメールを打ち始めていた。「都合のいい日時を指定してください。」その一文を見て、胸が高鳴る。あの「またがると凄い彼女」に、ついに会えるのだ。引き取り場所は静岡県のオートバイ屋。整備も済み、車検も通った状態で待っている。あとは私が迎えに行くだけ。10年ぶりに乗る電車の振動が、妙に心地よく感じられた。ヘルメットを片手に、グーグルマップを頼りに歩く。目の前にシャッターが閉まったオートバイ屋が見えてきた。この扉の向こうに、彼女がいる。
BMW

「ボクサーツインの誘惑|R100RSと私の物語」第一話:かつて“かっこ悪い”と思ったバイクが、今の私を魅了する

ヤフオクを眺める。特に探しているバイクがあるわけではない。ただ、小屋裏付きのバイクガレージを作っている勢いで、新しい相棒を迎えたくなっていた。そんな時、目に飛び込んできたのは、かつて「かっこ悪い」と思ったBMW R100RSだった。1981年、13歳の俺にとって、それはどう見てもスマートじゃないバイク。ヒンズースクワットしながら乗るみたいなスタイル、無駄にデカいカウル、長すぎるシート——だが、40年後の俺は、その姿に目が釘付けになっていた。
MINI

「ミニと私のガレージライフ」|第三話:跳ね上げ式格納扉への挑戦

ガレージハウスの朝は早い。ステンレスのカップにスティックコーヒーと粉末紅茶を入れるのがルーティン。誰に見られるわけでもないので、気分次第でコーラを足すこともある。カップを片手にガレージ増設の構想を練る。一度イメージできたものは、今でなくとも必ず形にする。それが数十年後でも、条件が揃えば実現するのだから面白い。
MINI

「ミニと私のガレージライフ」|第二話:ビビビィときた運命の出会い

ガレージキッチンの小さな窓から、ミニお嬢様のフロントグリルとヘッドライトがこちらを覗いている。まるで「今日の予定は?」と問いかけるような顔をしているようで、思わず笑う。ミニお嬢様――そう名付けたのは、ヤフオクの出品者がまるで執事のように彼女を扱っていたからだ。シフト操作ひとつとっても、まるでお嬢様に靴を履かせるような丁寧さ。その様子を見ていたら、「この子はミニお嬢様に違いない」と確信した。
MINI

「ミニと私のガレージライフ」|第一話:運命の出会いと峠越え

ヤフオクで見つけたクラシックミニに、一瞬で心を奪われた。試乗OKとのことで、山梨までひとっ走り。待ち合わせのコンビニに着くと、遠くからSUツインキャブの澄んだ吸気音が聞こえてきた。その瞬間、すでに私はこのミニの虜だった。ミニが近づく。エンジン音、車体の佇まい、すべてが私に「この子は君の元に来る運命だ」と囁いているようだった。出品者と挨拶を交わす間も惜しみ、すぐにシートへ滑り込む。鍵をひねり、エンジンが目覚める。その鼓動を感じた瞬間、私は確信した——このミニと生きていく、と。
GYRO

足元ぽかぽか!電熱ソックスでバイク通勤

足元ぽかぽか!電熱ソックスでバイク通勤「ジャイロXに乗っています。冬の通勤でつま先の感覚がなくなります。なにか対策はありませんか?」以上のような、お悩みに、電熱ソックスを使いジャイロXで快適に買い物をしている私がお答えします。
GYRO

冬もポカポカ!電熱ベストでバイク通勤

冬もポカポカ!電熱ベストでバイク通勤「ジャイロXに乗っています。冬の通勤がつらくなってきました。なにか対策はありませんか?」以上のような、お悩みに、電熱ベストを使いジャイロXで快適に買い物をしている私がお答えします。