R100RS(ツインサス)|噛んでいたダイヤフラムと、静かに見つめる神様

R100RS(ツインサス)|噛んでいたダイヤフラムと、静かに見つめる神様 BMW
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo6_com)です。

アイドリングが安定しない。

アクセルワイヤー変えたらもっと悪くなった。

「オーバーホールしちゃってください」って点検整備の神様に背中を押される。

今回は、2022年、R100RS(ツインサス)のキャブレターをオーバーホールした記録を振り返る。

噛んでいたダイヤフラムと、静かに見つめる神様

外見はキレイだけど中身はどうかな?

キャブレター

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いつも通り👆先生の言う通り分解を始める。

キャブレターの分解も細かく解説してくれてる。

同じ、R100RSのツインサスが解説の対象なので「あ、同じだ」って嬉しい。

開けてびっくり玉手箱

キャブレターの中

ダイヤフラム(ゴムの部分)が変形したまま閉じ込められてました。

これでは、負圧が逃げてアクセルが全開にならない。

はっきりとした原因がわかると嬉しい。

Oリングは、パキパキだった

パキパキに割れたOリング

劣化して「バキバキ」までは行ってなかったけど「パキパキ」だった。

これでは、同調どころの問題ではない。

分解した部品を、いつものヤマルーブに漬ける

キャブレターの部品

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👆は、毎回ガソリンと混ぜて作るのではなく、一度作ったらガソリン携行缶に入れて保管してる。

そして、そのガソリン携行缶には、「入れるな危険」ってマジックで書いてある。

気になる、漬け込む時間は、「感」に頼っているけど、毎回大丈夫。

最後は、灯油で洗ってから、エアーで乾かして「にやり」

太陽にキャブレターを透かしてみれば

隙間のないバタフライ

バタフライの全開状態(ゼロ点)を極限まで追求。

つか、「左右同じ隙間なら良いんじゃね?」って思う。

だけど、後ろで点検整備の神様がコーヒー飲みながら睨んでる。

そして、ダイヤフラムとパッキンとOリングがセットになった👇を組む。

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新しいダイヤフラムを組んで気が付く

ダイヤフラム

「これ?噛んで組む方が難しいぞ?」って構造。

噛まれたダイヤフラムを元に戻したりして試したけど、難しい。

こういった「謎」が古いバイクを分解していると出てくるので楽しめる。

あったものはあった場所へ戻して完成

中身が新品になったキャブレター

キャブレターは精密機械なので「ドキドキ」する。

でも、ちゃんとした作業をすれば精密に答えてくれる。

点検整備の神様とそんなことを話しながらキャブレターを眺める。

「明日は、キャブレターの同調調整だな」って点検整備の神様が言う。

「やったことないけど大丈夫かな?」って聞いたけど、微笑むだけで何も答えは返って来なかった。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

fukumomo3_photo

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