「ラビットと私のクラシックライフ」第一話:MINIの横に並べるべき一台

「ラビットと私のクラシックライフ」第一話:MINIの横に並べるべき一台 「ラビットと私のクラシックライフ」
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo6_com)です。

MINIの横に並べるバイクを探していた。

小さくて、歴史があって、何より「かわいい」と感じるスクーター

そう考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが、富士重工のラビットだった。

ラビットは、戦後の日本を支えたスクーターだ。

飛行機を作っていた富士重工が、新しい時代の乗り物として開発したのがラビットシリーズ。

その歴史の深さに、イギリス生まれのクラシックMINIと通じるものを感じた。

「これはもう、並べるしかない!」と直感が告げる。

「ラビットと私のクラシックライフ」

クラシックミニとラビット

第一話:MINIの横に並べるべき一台

 我が家には、MINIが二台あった。しかし、大きいのに名前だけMINIの方は、知っているおじさんに連れてかれてしまった。連れて行かれた理由は、電装系の不具合の連発だ。まず最初のトラブルは、ライト系の配線が劣化してボロボロになり引き直した。次は、エアバックのセンサー不良でモニターにランプが点灯した。全てのセンサーを確認したが見つからなかったので、しかたがなく、Amazonで安いコンピュター診断機を購入してチェックすると、バッテリーにもエアバックが付いていると知る。便利なのか、便利で無いのか、よくわからない世の中になった。そこでバッテリーのセンサーを分解しようと試みる。やはり当然のことなのだが、ユニット交換となっていた。そこで無理やり分解してテスターで抵抗値を測り直したのだが、いつ壊れるかわかったものではない。そりゃ素人がテキトーに直したのだから当然だ。バッテリーのエアバック(遮断機)は、最後お別れの挨拶をするときまで壊れなかったが、真夏の炎天下の下で、エアコンのセンサーが壊れたときがお別れのサインとなった。

 かわって、小さい方のMINIは、センサーなどどこにも付いていない、当然シートベルトのランプもない、オイルランプもないし、あると言えばチャージランプの赤いLEDぐらいだろう。このことから、素人が少し頑張って時間と場所を作り、あとは、少しの道具があれば付き合える。それが、小さい方のMINIである。メインハーネスをたどってもウインカーとテールランプの配線があるぐらいでこれといった「なんですか?」と調べる配線などないのだ。

 この小さい方のMINIと並べて置きたいと考えたスクーターがあった。それは、富士重工のラビットである。ラビットの歴史は古く戦後の富士重工を支えた。そう、戦争が終わり火薬は野菜や米の肥料にもどり、飛行機はスクーターになったのである。その歴史のあるラビットをイギリスの歴史のあるMINIと並べたら絶対に「かわいい」と私の直感である第一システムのセンサーが働き「ビビビィ」っときたのだ。私のセンサーが劣化して断線していないことを祈りながら、いつものオークションサイトを徘徊する。すると、一台のラビットに「ビィ」っとくる。目を瞑りMINIの横に並ぶラビットを妄想する。MINIの後ろに牽引されたトレーラーにのせられたラビットを想像する。私が運転するMINIの横を颯爽と走り抜けるラビットを想う。目を開けた瞬間、購入ボタンを押していた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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