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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo6_com)です。
ヘッドを開ける前にカメラで中を見る。
映し出されたカムギアにカムチェーンが見当たらない。
「カムチェーンが切れたんだ…」ちょっと気がついていたけどショック。
今回は、2023年、カムチェーン交換するため、もう一度組み直した思い出を振り返る。
- カムチェーン切れを確認した瞬間と修復への決意
- この記事で使用した部品などをリストにしておきました⬇︎
- タペットキャップを外してカメラを入れると
- 恐る恐るシリンダーヘッドカバーを開ける。
- BAJACOからエンジンを下ろして
- 腰下のクランクに巻き付いたカムチェーンを引き抜く
- 切ったバルブと曲がったバルブと切れたカムチェーン
- 幸いなことに、ニコイチなので予備がある。
- 「デジャブ?」って
- 前回、規定値ギリギリだったので交換しなかった
- 「どうせならカムチェーンも新品に交換しよう!」って
- どこかのブレーカーも切れたようで
- ベアリングの『Z』は片側に蓋がある。
- とにかく丁寧にゆっくりと確認しながら組み上げる。
- しつこいぐらいに確認してからシリンダーヘッドカバーを閉じる。
- 猫の毛一本も見逃さないで丁寧に掃除しながら
- PWK35:メイン#112/スロー#32
- BAJACOにエンジンをのっけて再起動
- ヘッドライトをつけて夜を想定した慣らし
- サビサビだったアジャスタを赤色に
カムチェーン切れを確認した瞬間と修復への決意
この記事で使用した部品などをリストにしておきました⬇︎
クリックすると開いて表示されるので、必要に応じて覧ください。
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- 部品
- ブロックNO.E-1【シリンダーヘッドカバー】
- オイルシール 11x16x5:91202-MG3-003(モノタロウ)
- オイルシール 4.8×14.5×5:91256-425-003(モノタロウ)
- Oリング 35.5×3:91301-428-003(モノタロウ)
- ヘッドカバーガスケット:12391-KR6-000[ガスケットキット内](ヤフーショッピング)
- ブロックNO.E-2【シリンダーヘッド】
- シリンダーヘッドガスケット:12251-KR6-003(モノタロウ)
- キャブレターインシュレーターOリング:91302-KR0-003(モノタロウ)
- ブロックNO.E-3【カムシャフト・バルブ】
- バルブステムシール:12209-KL4-005(モノタロウ)
- ラジアルボールベアリング 6003:96100-60033-00(モノタロウ)
- ラジアルボールベアリング 6003Z:96120-60033-00(モノタロウ)
- ブロックNO.E-4【カムチェン・テンショナー】
- カムチェンテンショナーCOMP:14500-KK1-000(モノタロウ)
- カムチェーン:14401-KK1-003(在庫切れ)14401KCE671[XR250R用](モノタロウ)
- ブロックNO.E-5【シリンダー】
- シリンダーガスケット:12191-KK0-000[ガスケットキット内](ヤフーショッピング)
- ブロックNO.E-6【クランクケースカバー】
- シーリングワッシャー 7MM:90441-MC0-000(モノタロウ)
- ワッシャーC 8MM:90475-703-000(モノタロウ)
- オイルシール 12x22x5:91201-965-000(モノタロウ)
- オイルシール 18x29x7:91202-KK0-003(モノタロウ)
- オイルシール 12x18x5:91204-KK0-003(モノタロウ)
- ラバーガスケット 9.8MM:91301-KF0-000(モノタロウ)
- Oリング(オイルフィルター) 54×2.4:91302-KF0-003(モノタロウ)
- Oリング 7.2×1.7:91303-KE7-003(ウェビック)
- Oリング 18×3:91307-KF0-003(モノタロウ)
- Oリング 8.4×2.4:91316-MJ8-003(ウェビック)
- Oリング 9.8×1.9:91305-PE2-003(モノタロウ)
- R・クランクケースカバーガスケット:11394-KZ1-920(モノタロウ)
- オイルフィルターエレメント:15412-KF0-020(ウェビック)
- フィルターラバー:15413-MC8-000(モノタロウ)
- ブロックNO.E-7【クラッチ】
- ロックナット 16MM:90231-KR3-000(ウェビック)
- オイルシール 14x22x5:91203-KK0-003(ウェビック)
- ブロックNO.E-8【オイルポンプ】
- ブロックNO.E-9【L.クランクケースカバー・ジェネレーター】
- L.クランクケースカバーガスケット:11395-KK0-770[ガスケットキット内](ヤフーショッピング)
- Oリング 13.8×2.5:91303-377-000(モノタロウ)
- Oリング 27×2:91305-KF0-003(モノタロウ)
- ブロックNO.E-10【クランクケース】
- クランクケースガスケット:11191-KK0-770(amazon)
- ドレンプラグワッシャー12MM:94109-12000(モノタロウ)
- ブロックNO.E-11【ピストン・クランクシャフト】
- ピストンリングセット:13011-KL4-305(ウェビック)
- ボールベアリング 63/28:91001-KK0-003(ウェビック)
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- ボールベアリング 6202:91005-KK0-003(モノタロウ)
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2025年7月16日調べ:ご利用とお買い物は自己責任でお願いします。
タペットキャップを外してカメラを入れると

内視鏡に映し出されたカムギアにチェーンが無い…
外れるってことはないと思うので「切れた」って判断するしかない。
恐る恐るシリンダーヘッドカバーを開ける。

そこには、カムギアを止めるためのネジ穴が折れたカムギアがあった。
原因は「カムギアのネジが緩んで落ちてカムチェーンに巻きついて切れた」
これが原因ならば、完全に組み立て時の確認ミスなので、認めたくないが目の前の絵が現実。
「でも」は言いたくないのだが、何度もトルクレンチで確認してから蓋をした記憶がそれを拒む。
悔しくて悔しくて、しばらくうずくまって立てない時間が過ぎた。
「でも、もう一回組み立てたらMD17Eのプロだな」って前向きな自分が背中をさする。
BAJACOからエンジンを下ろして

バルブを確認すると、ピストンに叩かれて折れ曲がって元に戻れないバルブがあった。
バルブガイドに噛んで抜くに抜けないので、グラインダーでカットして抜いた。
「記念にペンダントにするか?」って冗談もでるけど目は笑ってない。
腰下のクランクに巻き付いたカムチェーンを引き抜く

明らかに、劣化で切れたのではなく「引きちぎれ」の痕跡がある。
ここでようやく自分のミスを認めることとなった。
切ったバルブと曲がったバルブと切れたカムチェーン

細かいチェーンの破片の一部が見つからないので、もう一度オーバーホールする。
幸いなことに、ニコイチなので予備がある。

しっかりとトルクレンチでカムシャフトとカムギアを組み立てる。
バルブは、もう一度面取りをして前回よりも完璧に仕上げた。
「デジャブ?」って

何度も言いながら笑う。
よく考えたらニコイチなので、分解するのは三度目となる。
前回、規定値ギリギリだったので交換しなかった

ピストンリングを交換する。
古いものと比べたら目視でわかるぐらい違った。
これで、冷えた状態でも圧縮圧力13とかいけそうだ。
「どうせならカムチェーンも新品に交換しよう!」って

大陸に発注していたものが届いたのだけど、明らかに違う…
右が切れたFTRのもので、左がBAJAについていた予備、そして真ん中が大陸のもの。
「どれにしようかな?」って神様が言うまえに一番左のBAJAについていたものを取り上げた。
どこかのブレーカーも切れたようで

前回交換しなかった部品を全てそろえた。
つか、交換できる部品は全部新品を購入してBAJACOに許しを乞うつもり。
ベアリングの『Z』は片側に蓋がある。

そして、ベアリングの『ZZ』は両側に蓋がある。
なので、『Z無し』が欠品していた時は、ZZを購入して両方剥がす。
『Z』が欠品してたときは『ZZ』の片方を剥がして使用すると使える。
とにかく丁寧にゆっくりと確認しながら組み上げる。

今見ても「なぜ最初からもっと丁寧に組まなかったのか」が悔やまれるけど、それも経験。
しつこいぐらいに確認してからシリンダーヘッドカバーを閉じる。

不思議なぐらいに前回より落ち着いて作業ができている。
セルを取り付けることに必死になってかなり適当に組んだんだろう。
この画像から伝わってくる「気」みたいなものが前回と大違いに「生きている」
猫の毛一本も見逃さないで丁寧に掃除しながら

組み上げたMD17Eセルキック併用エンジンの完成。(デジャブ)
PWK35:メイン#112/スロー#32

キャブも丁寧に燃調をとった。
そして、何度も開けてるからパッキンがダメになって液体パッキン塗ってる。

途中突然2次エアーを吸っているような症状で安定しなくなった。
調べたらインシュレーターとキャブを締めるボルトが逝ってた。
つか、どんだけ取ったり付けたりしたんや…
BAJACOにエンジンをのっけて再起動
明らかにエンジンの音が前回と違うことにちょっとびっくり。
「しゃらしゃらしゃら」ってカムチェーンがテンショナーに擦れる音が気持ちいい。
ヘッドライトをつけて夜を想定した慣らし

1日走ったあとの電圧。
ヘッドライトをつけていても安定して充電している。
サビサビだったアジャスタを赤色に

交換して、やたらとBAJACOに媚びを売る。

そして、3人でランチしながら
約1,000キロの慣らしがあと少しで終了する。
前回は、ろくに慣らしもしないで走り出したけど今回は違う。
さて!エンジンは是好調になったので約束の場所まで走るかね!
つづく…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
fukumomo3_photo





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